MKV Real BIA HOI  特設ビアホイ・コーナー

MKV Real BIA HOI

ベトナムへ来て最初に驚くことの一つに、ベトナム人男性の多くが昼間からビールを飲んでくつろいでいる光景という人も多いでしょう。ベトナムのお酒といえばLua MoiとNep Moiに代表される焼酎が有名ですが、より手軽にお茶やジュース代わりのように飲まれるビールの存在も重要です。基本的にビールはコム屋やフォー屋、カフェなどほとんどの飲食店で注文することができますが、特にビアホイと呼ばれるタルに樽詰めの業務用ビール(ドラフト・ビール)を専門に扱っているのがビアホイです。

ビールはビア
ビアホイというくらいなのでベトナムでもビールはビア(Bia)と呼ばれています。ただしビアホイに入れば特に拒否しないかぎり自動的にビールが運ばれてくるので心配はいりません。そして半分以上飲み干した頃から「もう一杯飲むか」頻繁にお替わりを催促してきます。 なお以前はグラスに氷を入れて飲むのが一般的だったようですが、現在では少数派です。

ビールの価格は1杯につき4.000DN前後(約32円。店によって2.000〜5.000DNと様々)で出している店がほとんどで、これが本当にビールなのかと思うほど水々しい、いや瑞々しい口当たりに驚かされます。しかも10杯くらい飲まないと酔いが回らないくらいライトな味わいで、コクもなければキレもないと言い切ってしまえばそこまでですが、しかしあくまても「水代わり」と思っていればそれなりに楽しめるのも確かです。

特に天気のいい日の午後など、照りつける猛烈な日差しを浴びながら飲むビールの味わいは格別で、タバコの煙が充満した日本の居酒屋のような陰うつで閉鎖的な雰囲気とは対照的に、南国らしい開放感と爽快さが病み付きになるかもしれません。

食事のメニューが豊富
ビアホイというとビール、ビールというとおつまみということで、最もポピュラーなおつまみはピーナッツを筆頭に、スルメイカやホビロン(卵とひよこの中間)といったマニアックな方向に進みたがる人は必ずいますが、しかしビアホイはコムビンザン(コム屋)と並んで食事メニューが強力な店が多いので、昼食や夕食の際に利用しても十分期待に応えてくれるでしょう。ただしメニューが無いか、あったとしてもベトナム語のものだけだったりするので注文するのがやや難所ですが、個人的にお薦めのメニューとしてはコムザン(Com Rang)をあげておきます。

コムザンの例
ミーサオの例
ムックサオの例

コムザンは味つき炒めご飯、つまりチャーハンで、通常は醤油の小皿と一緒に出てきます。この醤油は魚醤のヌックマムよりも大豆の醤油が多いようで、ステンレス製のペラペラのレンゲを使って食べるのですが、よほど外さない限りまずどこで食べても確実においしいと思います。価格は5.000〜20.000DN(約40円〜160円)までと広範ですが、どの店でも作れるので安心して注文できます。

他にはかた焼きそばのようなミーサオ( My Xao)もお薦めで、価格帯はコムザンと同程度です。これもまずどこでも作れます。サオ(Xao)というのが炒めることなので、他にも人気のメニューとしてムックサオ(イカと野菜の炒めもの)をはじめ、各種素材を駆使して様々な料理が味わえますし、店によっては牛ステーキのBit Tietなどの専門的な料理も食べることができます。

ちなみに2〜3人以上で利用する場合、ベトナム人はよくヤギ鍋などの鍋料理を食べますが、この場合も特に興味があるというのでなければ、日本人が食べ慣れている牛肉や鳥肉、あるいはシーフード系の鍋を注文してもいいでしょう。

Bit Tietも
テイクアウトの様子
トイレはこんな感じ

テイクアウトを利用する
ビアホイは日本の居酒屋に相当するため、ついつい多めに料理を注文してしまう可能性もあります。しかしベトナムではあらゆる店でテイクアウトが可能なので、お腹が一杯になってしまった場合は無理せず持ち帰りにしてもらいましょう。店員にマンべー(man be)と言えば即座にビニール袋を持ってきて手際よくどかどかと入れてくれます。もちろん最初からテイクアウト用に注文してお土産にすることもできます。

ビールもテイクアウト
もちろんビール自体もテイクアウトできます。この場合は事前に空のペットボトル持参して頼みますが、容器に記載されている容量から換算して計算してくれます。2リットルのペットボトル満杯で10.000〜28.000DN(約80〜230円)程度。なおビアホイで使用されている業務用のビールタンクですが、これもどうしてもというのであればもちろん購入できます。価格はメーカーや容器にもよりますが、大体12万〜20万ドン(約900〜1600円)程度と格安なので、自宅でホームバーを楽しむのにも最適ですし、日本へのお土産としても手頃ではないでしょうか。

難点はトイレ・・・
最後にビアホイの弱点についてですが、ベトナム語しか通じない点を除いたとすればやはりトイレの問題があります。現時点でビアホイの多くは非常に庶民的な構造になっているところがほとんどなので、基本的にトイレがかなり弱いです。特に女性の場合は男女共用のトイレで、しかもドアがちゃんと閉まらなかったり、あるいは女性用のトイレが無かったり、あったとしても水洗ではない、あるいは手動水洗式(バケツで自分で流すタイプ)だったりするため、正直言ってそれなりの覚悟が必要です。お酒を飲んでトイレが近くなるような場合には、適当に飲んで食べたらすぐ帰るようにするか、別のカフェなどへ移動してくつろぐようにした方が安全だと思います。

特設 主要ビアホイ・ギャラリー