美術博物館
Bao Tang My Thuat Viet Nam / National fine arts museum. Hanoi.

美術博物館
Bao Tang My Thuat Viet Nam / National fine arts museum. Hanoi.

フランスによる統治時代が長かったためか、カフェやパン食などと共に絵画への造詣も深いベトナムの人々。しかし日本人の目から見るとやや奇妙な絵画も少なくないのですが、そうした素朴な疑問への答えがここ美術博物館で見つかるかもしれません。正直言って大したものは何もないのですが、しかしここは美術館ではなく博物館だという点を忘れてはいけません。当然のように国内作品で占められている所蔵品の数々を見ているだけで、ベトナムにおける美術史の歩みが理解できるようになっています。

主な展示作品の中では、世界的にも比較的評価の高い彫刻などの偶像作品をはじめ、中世から近代にかけての中国様式の美術品や絵画には印象深いものも多く、王朝風の華麗なものから、仏教、道教系の宗教芸術の数々、そして庶民の視線に立った素朴な味わいのものまで多様な世界観を作りだしています。そして近代・現代絵画ではフランス印象派をはじめとする各有名画家風から近代細密画、分離派に悲惨派、さらにモダニズムやニヒリズム、シュールレアリズム、そしてロシア・アバンギャルドからロシア表現主義(芸術的社会主義レアリズム)まで、ありとあらゆるものに影響を受けたベトナム人作品の数々が展示されています。

美術博物館の場所は文廊の反対側で、Khai Silk本店のすぐ近くです。中に入ると建物は中央正面の壮麗な本館と、隣接する別館とに分かれています。展示されているフロアの場所はどうやら移動されることがあるらしいので、写真ギャラリーでは下記「場内案内図」に指示されているルートを基本にしてまわっているとお考えください。


美術博物館 写真ギャラリーの開始