タイ湖畔と鎮国寺(チャンコック寺)

タイ湖畔と鎮国寺(チャンコック寺)

鎮国寺(チャンコック寺)はハノイの北側に広がるタイ湖とチュックバック湖の間、タインニエン通りに面したキングー(金魚)島にあります。最初は6世紀にホンガー(紅河)のほとりにカイコック寺(開国寺)という名前で建築され、その後アンコック寺(安国寺)と改名され、さらに紅河の土手が崩れてきたため現在の位置へ移動し、中国から曹洞宗が伝わってきて現在のチャンコック寺(鎮国寺)となりました。

内部は実に華麗で荘厳な造りになっていて、阿弥陀如来や釈迦如来をはじめ弥勒菩薩(みろくぼさつ)に釈迦三尊像、観世音菩薩に阿弥陀三尊像、さらに布袋(ほてい)様や帝釈天(たいしゃくてん)などの馴染み深い様々な仏像も所狭しと祭られていて、主だった仏様を一気にお参りすることができるというあたりにベトナムらしさが感じられます。

今回はタインニエン通りの北の橋にあるソフィテルプラザの前から歩いています。東にチュックバック湖、西にタイ湖を臨むハノイでも最も絶景とされるタインニエン通りは、北にソフィテルプラザから南の鎮武観まで続いていて、途中には遊覧船の船着き場や湖上レストラン、有名なバイントム(エビのかき揚げ)専門店などが並んでいます。歩いても10分ほどのこのタインニエン通りの中間付近、タイ湖に面した側にこのチャンコック寺への道があり、さらに反対のチュックバック湖側にはバイントム専門店と、その隣にジョン・マケインの撃墜記念碑もあります。

ジョン・マケインの撃墜記念碑は、ベトナム戦争時の1967年10月26日に撃墜されてチュックバック湖に墜落した戦闘機のパイロット、ジョン・マケイン元大統領候補の記念碑で、この人は2000年に行われたアメリカの大統領選挙で共和党の候補者として有名になった人物ですが、その後の投票で現在のブッシュ大統領が選ばれたため途中で消えてしまいました。ジョン・マケイン氏はこのチュックバック湖で撃墜された後、ホアロー収容所に収監されて約5年間を過ごしています。

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