設定関連の謎、疑問点

飛行砲艦モンテクッコり

設定関連の謎

舞台設定

 物語自体が艦艇攻撃から始まったこともあり詳細な設定は明らかにされていません。

 とりあえずザラ、カドルナという2国間の紛争に関わる物語ということ、カドルナに比してザラの国力が大きく、飛行艦と搭載航空機に優位性を持ち比較的有利に戦闘を展開しているようであること、戦闘において新規開発された兵器が逐次投入されていること、等を念頭に置いて設定や断片的なエピソードを繋いでいくのが「モンテクッコリ」の楽しみ方のようです。

 ザラが皇国であることが発表されたのはマスターモデラーズVol.21、敵国名がカドルナであることが発表されたのはマスターモデラーズVol.22と、比較的新しく設定された事柄のようにも思えますし、これから先にも新たなエピソードとともに設定が追加されることもありそうです。

 

地理

 こちらの方も不明な点が多いのですが掲載時の背景画像から北方、中緯度帯の田園風景、南海の小島、砂漠地帯とかなり広い範囲が戦場となっており、それらの地域がザラ、カドルナどちらかの領土となっていることが推察されます。

 

時代設定

 これは架空世界の話として設定されていることを前提としていますが航空機や戦車のスペックは金属製単葉機が出現しはじめた1930年代の水準とみて間違いないようです。その割りに艦船の方は前弩級レベルであったりとちぐはぐな印象を受ける部分もありますが、これはある種の画期的な出来事を分岐点として枝分かれした世界観を象徴している事柄、というか飛行艦という艦種の発達にも大きく関わってくる事柄のように思えます。

 

物語の時系列

 「飛行砲艦モンテクッコリ」本編はフォトストーリー形式で掲載され、時系列に則ったストーリー進行ではないせいもあって体系立った粗筋等が把握しづらい構成になっています(メカさえカッコよければそれでいいと言う話もありますが)。

現在(マスターモデラーズVol.24)までに掲載された内容は、主に開戦期前後の兵器開発史的なエピソードと停戦協定発効直後に発起した「作戦」についての記述がありますがその中間にあたる部分の戦況に触れたエピソードはいまのところ無く、今後の展開が期待されます。

この辺かなり曖昧なのでどなたか突っ込みお願いします。

 

敵性国家

カドルナ、という国名が明かされただけで政治形態等は不明。小国という記述もありますが領土がフィヨルドから砂漠地帯にまで及んでいることからも比較的国土面積は広い国のようにも思えますが・・・。

名前の由来はザラと同様にイタリア海軍軽巡洋艦ルイージ・カドルナ(Luigi Cadorna)あたりからでしょうか

 

艦載機の編成

「モンテクッコリ」の設定上の航空機搭載数は18機という設定になっていますが編成上の機数の割り振りについては記述が無く、曖昧なものになっています。

艦載機の着発艦装置である「トンボ釣り」が6基装備されていると言う設定から素直に母艦護衛機:6 急降下爆撃機:6 雷撃機:6で割り振ってしまいたいところですが、U2 VB-Sb PINGUNが一機搭載されているようなのでいずれかの編成から1機分切り崩す必要があります。

とりあえず連載時の記述から確定しているのはFS-004a SNIPEが最低4機、A2 KESTRELが3機以上、Bv447a OTTOが6機、U2 VB-Sb PINGUNが最低1機、 といったことになっていますが残りの分の内からFS-004a SNIPEを母艦直衛、攻撃隊援護の2個小隊編成分確保してしまうと割を食うのが最も航続距離が長いはずの雷撃機A2 KESTRELということになってしまうというのも不合理な話ですが・・・。

 

二つの「モンテクッコリ」

物語の主役であるはずの飛行砲艦「モンテクッコリ」には2つの外デザインが存在しています。

まずマスターモデラーズVol.7掲載「第三話 母艦」でフォトストーリーやスペックノートとともに発表されていますが約半年後のマスターモデラーズVol.10扉でより先に発表されたスペックやエンブレム(ページ左上参照)に近い外観のものが発表されています。

 

モンテコックリ

ありがちな読み間違いとして指摘されている事柄です。カタカナ表記の読み間違いに「コックリさん」のイメージが被る為か間違える人が多いようです。

ちなみにイタリア海軍軽巡洋艦の方の綴りはRaimondo Montecuccoliです

<参考>

R.M.I  Raimondo Montecuccoli Class

Engine 106000hp
Dimension S16.6m L182.2m H6m
Weight 7405ton
Speed 37knots  maximum
Armament  15.2cm連装砲 x4

10cm連装高角砲 x2

37mm連装対空機関砲 x4

13.2mm連装機銃 x2

533mm連装魚雷発射管 x2

航空機 x2

Clew 588

 

飛行砲艦チンコモッコリ

初出はマスターモデラーズVol.19「読者のみなさんからのお便り」

連載再開後の反響に対する今井先生のコメント文中に「ま、どうせ下品な編集Sなんか「チン○モッコリ」とか呼んでるし、」とあったことからこの呼称が定着。読者コーナーでの作品の通称になりつつあります。

お遊び的要素が不足しがちということもあり作者読者双方喜んで使っているフシもありますが・・・まぁ(汗)

 

・・・ちなみに無理矢理イタリア語の音を宛てるとするならば

cinque- morto- cori (=five-dead-choirs,5人の死せる聖歌隊?)あたりが適当でしょうか?

・・・な、なんかかっこいいですね(死)

 

飛行砲艦モンテクッコリ第十話

マスターモデラーズVol.21掲載の「第九話 海軍が作った駱駝戦車」の翌月号Vol..22掲載分、「眼旗魚型特殊潜航艇作戦」は何故か「第十一話」として掲載され、特に訂正の無いままになっています。

本誌の月刊化に伴う多忙な状況のなかで編集人も兼ねている今井先生がついうっかり間違えてしまった、というのが恐らく真相なのでしょうが現在の所本当に「なかったこと」にされて十一話以降の話数を重ねて連載が継続中です(死)

<補記>

マスターモデラーズVol.26にて「飛行砲艦モンテクッコリ 第十話 亀戦車」が掲載されました。

内容的にも「第九話 海軍が作った駱駝戦車」の話を引き継ぐものとなっており、これで本当にこの一件、「無かったこと」としてまとめ上げられそうな感じです(汗)

 

 

制式番号と搭載エンジン

連載再開後から新規開発された機種の開発エピソード等が多くなってきていることもあって制式番号「1」を持つ機種や一系統一機種のみのものが多く目に付くようになってきています。 

また搭載エンジンの形式からある程度グループ分けができ、開発順序の時系列がある程度推察できるようになっていますが、真相はやはり設定の発表を待たねばならないようです。

こうして表にしてみるとほぼ同系列のエンジンでも出力が大きく異なることもあるようです。

 

航空機搭載飛行艦の蓋然性

簡単に言えばそんなものが実用化できるのか、ということですが答えはYes、です。

いわゆるハードSFにありがちな「理論的に可能」という意味ではなく史実として実際に運用されたモデルが存在しています。

米海軍の硬式飛行船’Akron’と姉妹艦’Macon’がそれでカーチスXF9C-1/F9C-2SparrowHawk戦闘機あるいはWako XJW-1汎用機を4〜5機搭載し運用されましたがAkronは1931年就役、1933年事故喪失、Maconは1933年就役、1935年同様に事故喪失と双方とも短期間短期間の運用で終わっています。

USS AKRON (ZRS-4)

Engine 570hp(420kw) x8
Dimension S40m L240m H46m
Weight 100,000kg/clean
Load 83,000kg
Length  
Speed 72knots(130km/h)  maximum

50 knots (90 km/h)   cruising

Armament 12.7mm machineguns 7 

aircraft 4

Clew 89

 

<参考>

C.G.L.T.A Raymond Montecuccoli
Engine N.T.A -C:1450hp/900m x4
Dimension S46m L330m H29m
Weight 170,000kg/clean
Load 64,000kg
Length 440km/clean
Speed 145km/h/600m/clean

90km/h/SL/clean

84km/h/SL/clean

Armament 28cm Gun

aircraft 18

Clew 42

 

この項の記述にあたっては登場する航空機に対する「こんなの飛ばないじゃん」的突っ込みは極力避けて執筆してあります。察してください(笑)